中学生の英語指導~その魅力とやりがい~

 ■指導の工夫と講師の役割 

英語科 清水先生

 中学生への英語指導は、高校生への指導と較べて一見、「単純」とか、「深みがない」などと思われがちです。しかし、そんなことはありません。

 例えば中学1年生では「未来の表現」という文法単元があり、次の例文が出てきます。

Tomorrow is my father’s birthday.

 この文では「明日のこと」なのになぜ現在形を使っているのでしょうか? この点は英語の入門段階の生徒にとって理解しにくいところです。しかし I usually take a walk before breakfast. のような「習慣」、つまり「繰り返し行われる事柄には現在形を使う」という原則が理解できれば、「誕生日は毎年同じ日に繰り返される事柄だから現在形」を使う、と説明することができます。そこから「確定している事柄には現在形が使える」という一般的な説明に広げていくことも可能です。

 私たち講師がこのような指導を心掛けることで、生徒たちの知識は有機的に積み上がっていきます。グノーブルの講師の役割は、勉強とは単なる暗記ではなく、知識を有機的に積み上げることなのだという実感をしてもらう点にあると言えるでしょう。

 教える内容が初歩的なだけに、私たちの工夫次第では生徒たちの知性を大いに刺激することもできます。こうしたことは指導者としてのやりがいにもつながります。

■新しい教材の開発

 中学生は英語の音声面に関しても目覚ましい上達が期待できます。英語を学び始める入り口で、しっかりと耳を鍛え、英語の発音ができる口を作ることが、その後の英語力を伸ばす上でとても大切なことです。

 グノーブルでは単にテキストを眺めるだけではなく、「聴いて」「音読する」ことが、英語脳の構築につながるという考えのもと、開校当初から様々な教材開発を行ってきました。現在は、小5・6年生で英語が正式に教科化されたことに合わせて、より充実した音声教材の開発を進めています。

 これまでのグノーブルの音声教材は「授業で理解した原則を、脳内に 英語回路を作りながら復習する」ために、主に自宅学習用として使用されていました。その良さを残しつつ、さらに授業内でも練習できるコンテンツを開発しています。

 講師の直接指導のもと、集中して英語を聴く、英語の口を意識して発音する、こうした習慣を英語の入門段階の中学生が身につけるのはとても価値あることです。将来、日本語だけの世界にとどまらない、広く活躍できる人材を育てるという意味で、社会貢献にもつながるやりがいがある仕事だと思っています。

グノーブルが求める講師の人物像

■講師は生徒の伴走者

 中学生はまだまだ英語の初心者ですが、その生徒たちと「同じ目線で指導をする」という姿勢が何よりも大切です。また、中学生は精神面でもまだ成長の過程にあるため、例えばちよっとした一言でやる気になったり、逆に意欲が大きく削がれてしまうようなことも起こり得ます。

 講師を目指す方にはぜひ「失敗してもまた頑張ろう」「練習したらどんどんうまくなれる」と生徒を励まし続け、生徒たちの良き伴走者になってほしいと思っています。

 そして授業準備も含めて真剣に仕事に取り組んでいくことで、講師としての自分自身の成長を実感できるはずです。このように生徒と自身、お互いの成長を喜べるのが、グノーブルの講師なのです。

 英語の知識や指導の技術は、ご自身の努力とグノーブルでの研修によって高めていくことができますが、前提となる「生徒一人ひとりを大切にする」という熱い気持ちは常に心の中に持っていてほしいと思います。

グノーブルの職場環境、講師として働くメリット

■講師経験が就職活動でも大いに役立った

 グノーブルの卒塾生であり、現在は講師として働くお二人の先生からお話を伺いました。

 F先生は大学院の修士課程に在籍し、もうひとりのT先生は大学4年生です。どちらの先生もお話を伺った時点で就職先が内定しています。

 お二人ともグノーブルの職場環境について、周りの学生講師の皆さんも親切で フレンドリー 、お互いに質問をしやすくとても気に入っていると話されていました。

  F先生は「生徒からみて難しいと感じることを、講師として自分がわかりやすく伝える」という経験を通して「自分が頭の中で思っていても相手に伝わらなければ仕方がない」ことを実感し、この体験が就職活動でも大いに役立ったということです。

 T先生は「タイムマネージメント」について話してくれました。毎週の授業を担当する上で、1週間の中で自分が何曜日までにどの段階まで準備をしたらいいのかということを俯瞰して考えられるようになり、指導の現場でも教える内容を取捨選択して時間内に伝える姿勢が身についたということです。

 これから先生を始めようとしている方へのアドバイスも伺いました。

 F先生は、「細部にわたって綿密に予習をする」という経験を積むと、どのような水準で仕事をすれば良いのかがわかり、良い意味で効率的な準備を行えるようになる、だから「最初こそ丁寧に準備をすることがポイント」と教えてくれました。

 T先生も「準備が大事」という点で同じ意見でした。予習に万全を期すことで、自分の指導に自信を持てるようなります。逆に予習が不十分だと、不安から教える時も伏し目がちになってしまうので、生徒の目を見て授業をするためにも、ぜひ予習には力を入れてほしいとのことでした。